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【注目する住宅業界トピックス】


水の危機から派生するものは…!?

 いつもは住宅業界にまつわるあれこれをお届けするこのコーナーですが、今回は視点を変えて、「水の危機」について考えてみたいと思います。
  地球温暖化の警鐘が広まって久しいですが、同様に世界規模での危機として、近頃「水の危機」が注目を集めています。英語ではWater crisis。国連をはじめとする国際機関が使用している言葉で、水不足と水質汚染が主要な問題です。
  地球上の水は循環資源であり、無くなる性質のものではありませんが、絶対量には上限が存在します。そもそも人類が利用できる水資源は一部の淡水のみ。その割合は、地球上の全ての水の2%強しかないそうです。しかも、2%の淡水の大半は、南極や北極、氷河や万年雪、地下水といったかたちで蓄えられており、人間が利用しやすい状態である河川・湖の水は、0.01%しかないのです!
  通常、水そのものは貿易の対象になりませんが、水資源が不足する国々にとって、水を使って作る商品を輸入すること=水資源を輸入する、という「仮想水」貿易が成り立ちます。我々は日常生活で水を不自由なく使うことができる生活を送っているので、日本は水が豊かな国だと考えがちですが、実は国内で使う農業用水約570億tを上回る量の水資源を輸入しているのが現実です。 小麦を1㎏作るためには水1t、米1㎏作るためには水2tが必要で、日本は約3,000万tの穀物を輸入しているので、600億t以上の水を輸入していると言えます。食料自給率の低い日本は、仮想水の輸入大国。水の危機は食料危機と表裏一体なのです。
 また、農作物と同様に、生産に多くの水を必要とする木材資源についても、日本は輸入に頼っています。住宅業界にとっては、水の危機=木材資源の危機であり、今後大きな影響を及ぼすことが懸念されています。
 昨年の大震災以降、我々の元にはさまざまな節電情報がもたらされましたが、これからは節水についての有益な情報も必要とされるにちがいありません。



 


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