初盆と遠州大念仏
毎日暑いですね。ニュースによると、連日、熱中症の症状で救急搬送される人が後を絶たないようで…。屋外での作業が多い私たちも、水分補給と適度な休憩を心がけ、体調管理に気をつけている毎日です。健康でいなければ何もできませんからね!
まだまだ猛暑、残暑が続きます。みなさまもくれぐれもお気をつけください。
さて、今号の話題は、初盆と遠州大念仏について。
建材や住宅とは関連がないですが…。
私ごとで恐縮ですが、母親の初盆を迎えることになり、春先からこの7月まで準備や実施で大忙しの日々を送っていました。無事7月13~15日に法要の式典、お客様のお迎えを終え、ホッとしているところです。
浜松市以外の方は、「7月にお盆?」と不思議に思われるかもしれませんね。 そう、浜松市や近隣の市町の一部、いわゆる遠州地方では、7月の13~15日にお盆の法要を行う家庭が大半なのです。そして、その内容も豪華で、家の客間を法要のために用意(菩提寺や冠婚葬祭ホールで行う場合もあり)し、通夜や告別式同様、祭壇やたくさんのお飾り物を準備。この3日間は、親族だけでなく、会社関係者、知人など数多くの方が訪問してくださいますので、私たち家族はみなさんをお迎えすることが風習となっているのです。
この初盆のならわしは、「遠州大念仏」というこの地域の盂蘭盆習俗が根本にあり、遠州地方独特の行事のようです。今では開催する家庭も少なくなり、我が家も行いませんでしたが、本来は、大念仏保存会に属する団体が、初盆を迎えた家を回って、太鼓や鐘などに合わせて念仏踊りを披露するのがしきたりだそう。太鼓を勇ましく打ち鳴らし、初盆の家の供養を行うのです。
この遠州大念仏。もともとは、三方ヶ原の戦いおよび犀ヶ崖の戦いで犠牲となった人々を弔うために始まったもの。この2つの戦いで命を落とした武田信玄勢兵士の鎮魂のために迎え入れられた宗円僧侶のもとで始まった行事とされています。
徳川家康や織田信長、武田信玄など戦国武将ともゆかりの深い、ここ浜松。伝統行事の起こりを探れば、戦国時代に辿り着くものも多いようです。
みなさんの地域のお盆はこれからでしょうか?
それぞれの儀式を知れば、地方独特の歴史を紐解くことができそうですね。
|